nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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イコライザ(EQ)アンプの製作(その1)

 真空管6922による差動ラインアンプの製作を進めていますが、レコードプレイヤー用のイコライザ(EQ)アンプをどうするか決めていませんでした。
 実際は、レコードを聴く機会は少ないのですが、全くレコードを聴けないのも困ります。

 そこでEQアンプを製作しようと思いますが、下手な実装でノイズに悩まされたり、気に入らない場合の改造も厄介となりそうです。色々と悩んだ末に、いい方法を思いつきました。

C90 EQ外観



1.どれがよいの?
  市販品は対象外としても、ネット上には様々なEQアンプの製作例が紹介されています。う~ん、どれがよいのか悩んでしまいます。

 (1) 無難な道を
   今回は、失敗に通じる自作の道は避けて、お手軽な半分自作としました。それは、古いメーカ製プリアンプのEQアンプ部を再利用することで、これなら大きな失敗はないだろうと思います。

 (2) 標的となったアンプ
   その昔にジャンクを整備した、パイオニアのC90というプリアンプが(我が家の何処かに)あります。このアンプ、定価はC2a並で外観も洒落ていますが、中を覗いてガッカリしたことを覚えています。オペアンプの多用と雑な配線処理に、どうしても愛着がわきませんでした。
   しかし音質はなかなかのもので、特にEQアンプはC2aよりも秀逸だと(個人的に)思っています。


2.作動確認と摘出
  あちこち探し回り、クローゼットの奥底から段ボール箱を引っ張り出してきました。電源やプレイヤーをつないでEQアンプがきちんと作動することを確認し、さあ分解です。

C90 外観

 (1) 中が凄いことに
   多機能の割りには端正に纏まったパネル面ですが、中を覗くと凄いことになっています。メイン基板とパネルスイッチ類との接続ワイヤーがスパゲティー状態です。もう少し何とか整理できなかったのでしょうか。
   銅メッキのシャーシやビス、あちこちの防振パーツなど、コストが掛かっている割りには、内部設計が雑な感じがします。今回はそんな事はどうでも良いのですが。

C90 内部正面  C90 EQ取付け状態

 (2) EQアンプ基板見っけ
   目的のものは本体の左サイドに押し込まれています。壊さないように慎重に引っ張り出しました。
   このEQアンプは、巻線抵抗を下げた低巻線比のMCトランスを使用し、ハイゲインアンプで利得を稼ぐ構成となっており、電源も左右完全独立で供給されています。

C90 EQトランス


3.EQ基板の状態
  基板は割と大きめサイズのペーパエポキシ基板で、ゆったりとした部品配置となっています。
  目視では、破損した部品は認められませんが、製造後30年近く経っており、ケミコンなどは少なからず劣化が生じているはずです。トランジスタ類は足の腐食はなく、このまま使えそうです。一番大切なMCトランスも断線はありませんでした。
 

4.次は
  このままケースに入れるのは流石に芸がありません。ケースに入れるにしても、基板の長さが250mmほどもあり、ケースが大げさになりそうです。
  そこで基板を新たに起こして、もう少し小型に組み直すことにしました。
  海外版C90の回路図が入手出来たので、これを元に回路と部品定数の確認をしましたが、全体は国内版とは少し(かなり)異なっているものの、EQ部分は同じです。

C90 EQ SCHEM+PCBE

  現在、久しぶりでPCBEを起動し、基板パターンを作成していますが、結構疲れます。
  さてさて、いつになったら完成することやら。まだ未だ先は長そうです。
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