nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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EL38全段差動PPアンプ (2012年6月製作)

 先に製作したUZ42はラジオ球でしたがこのEL38はテレビ球です。この球はヨーロッパ生まれでテレビの水平出力管として使用されていたとのこと。以前、何かの機会に何本か入手しており、オーディオアンプに使用できることをネットで知ったのでさっそく製作してみました。
EL38_正面

(1) 回路構成
 例によって回路はオーソドックスな3段差動回路で、初段2SK30、ドライバ段6SN7、出力段EL38の3結プッシュプルの構成です。(芸がないですね)
 EL38はテレビ球と言うこともあってか、データシートには3結のEp-Ip特性カーブがありません。方々探してやっと、ネット上で個人公開の実測3結Ep-Ip特性カーブを見つけることができました。念のため、自作カーブトレーサでも手持球を計測してみましたが、ほぼ同様なデータが得られたので(信頼の高い)公開カーブでロードラインの検討を行いました。
 EL38の3結差動では15W程度の出力を得ることができますが、出力はさほど要らないので動作点をEp=290V、Ip=50mA、ロードラインはRL=6kΩとしました。これで約7.5Wの出力になります。
 OPTは手持にあったLUXのOY15-6(一次6kΩPP)をおごってやりました。
 PTは手持の関係で古い山水の倍電圧整流用のものを使用しましたが、定格近くで使用しても発熱は少なく余裕がありそうです。UZ42全段差動で使用した怪しいPTと比べるとコアボリュームは雲泥の差があり、古くても一応はブランド品ですね。

 (2013年5月5日)遅くなりましたが回路図を追加しました。手描き資料から書き写したので間違いがあるかも。ご注意下さい。
EL38全段差動PPアンプ回路small  EL38_ロードライン検討

(2) 構造・外観
 本当はボンネットが欲しかったのですが資金不足で背に腹は代えられず、ラックに入れて使用することを条件に弁当箱シャーシで組みました。
 トランス重量もかなりありますが、弁当箱とは言え1.5mm厚の奥沢シャーシは結構堅牢でしっかりしています。 前面パネルと底部4隅の補強を加えることで、強度的には全く問題がありません。
トランス3個を後方に配置したため前後のバランスがチョット悪く、持ち上げる時は要注意です。
EL38_右斜め

(3) 製作
 回路は難しい所はなく、すんなり製作できると思います。
 EL38は比較的gmが高い球なので、寄生発振が生じないようにコントロールグリッドのラインはなるべく短くして、直列に入れた抵抗はソケットピンに直づけして下さい。
 この真空管は結構発熱しますので、十分なスペースを取るようにすると良いでしょう。
EL38_裏面  EL38_ヒーター&グロー

(4) 所感
 EL38の無骨な作りの電極から見えるヒータの暖色と管壁面の蒼く淡い輝きが何とも言えません。
 前作のUZ42全段差動と聴き比べてみました。
 全体的な音の雰囲気は似ていますが、総合的な品質はEL38の勝ちです。音の切れや定位感、迫力や低音の分離等、EL38の方が一枚上手だと思います。これは多分にOPTの影響ではないかと思いますが確信はありません。
 ではどちらが好みかと問われると難しい選択になりますが、清涼感や透明感はUZ42の方に惹かれます。私は小音量派なので現在はUZ42を愛用しています。(ボンネットのないEL38は一度ヤツに乗っかられました。どう見ても乗れないだろうに)
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