nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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簡易型トラッキング電源の製作(その3計測)

 前回で完成したはずでしたが、チョコッとばかり特性計測を行いました。
 定電圧特性はバラック状態から大きな違いはありませんが、特に定電流(電流制限)特性については詳細計測を行っていなかったために気になっていました。

 大まかには予定どおりの特性が得られていますが、一部(私のスキルでは)原因が分からない部分もあります。それでも結果としては、通常の実験用に使用する分には大きな問題はないと思います。
  簡易TRKC電源(計測)



1.計測結果
  次の3項目について計測しました。
  計測には、先日製作した低電圧用電子負荷装置が大いに役立ちました。

 (1) ±電圧差
   無負荷状態で±間の電圧差、すなわちトラッキング誤差がどの程度あるか計測しました。あくまで無負荷状態なので電圧変動特性は除外されています。
   最大で20mVでした。計測誤差もあるので妥当なところでしょう。
  簡易TRKC電源(計測)_無負荷時±電圧差

 (2) 電圧変動特性
   電子負荷で500mA定電流負荷をかけて、無負荷時電圧との電圧変化(電圧降下)を確認しました。なお、負荷は+と-で個別に印加しており(電子負荷が1台しかないため)±同時負荷の状態ではありません。
   最大値は30mVですが、どの電圧でも同じ程度の電圧降下が生じており、何か原因があるような気がします。低電圧で使用する場合は、状況によっては注意する必要があるかもしれません。
  簡易TRKC電源(計測)_500mA負荷時電圧変化

 (3) 定電流(電流制限)特性
   電流制限機能がどの程度の特性を持っているか関心があります。
   先ず、OUTスイッチで±出力をGNDにショートし電流制限設定で500mAに合わせ、電圧を18.00Vに設定します。電子負荷を接続し、定電流モードで200mAから徐々に電流を上げていき、都度出力電圧を計測します。
   これで電流制限の肩特性が分かります。この特性はシャープであるほど望ましと思います。
   計測結果では、500mA設定に対して約490mA、つまり10mA強のバンド幅で電流制限が効き始めることがわかります。簡単な実験用電源としてはまあまあの特性だと思います。
  簡易TRKC電源(計測)_定電流特性

 (4) その他特性
  ① 電圧設定範囲
    無負荷時で+0.05V~+20.1V/-0.06V~-20.1Vでした。ただし+0.05Vや-0.06V付近では電流は300mA程度しかとれません。
    500mA負荷時は+0.2V~+19.98V/-0.2V~-19.99Vでした。

  ② 定電流設定範囲は+38mA~+658mA/-29mA~-650mAでした。定電流設定範囲がこれ以上絞れない理由が分かりません。LM317/337と6.25mA定電流源LM317LZとの特性上の問題かと思いますが、私の知識では判断できません。少し勉強してみます。
    実験用電源として電流制限を50mA程度以上に設定すればよいので、私の実用上は問題なしとします。
    なお、この電流制限機能は結構安定しており、必要により定電流源としても使えると思います。


2.所感
  検討を始めた当初は、こんな回路で正常に作動するか不安でした。また定電流回路と定電圧回路の順番を入れ替えたり別回路で組んだりと、製作の過程でも結構四苦八苦、試行錯誤しました。
  それでも何とか、私レベルの電子工作で使える程度のものが出来たと思います。
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【 2015/01/10 】 ② 電子工作 簡易型トラッキング電源 | TB(-) | Comment(-)


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