nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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UZ42全段差動PPアンプ(平衡型改造)

 このアンプ(UZ42全段差動PP)もEL38全段差動PPと同時期に製作したもので、発熱著しいEL38アンプが冬限定であるのに対し、UZ42アンプはスリーシーズン用です。力強さや切れはEL38に一歩譲りますが、繊細さや清涼感はいいものがあり、私のお気に入りです。
 これからの季節に多用するアンプでもあり、マイ流行に乗り遅れないように平衡型の仲間に引き込みます。ということで、UZ42全段差動PPアンプにも改造を施しました。
  UZ42 modified rear view


1.現状
  このアンプ製作時は予算が(少し)あったため、奥澤のボンネット付きシャーシに組んでいます。奥澤のこのシリーズはしっかりした作りで見てくれもいいのですが、カタログ品ではなくプロトタイプであり、今はこれと同じモデルが廃止されたのが惜しいです。(現モデルはボンネットのメッシュが小さい)
  UZ42 front view_before  UZ42 input RCA connector

  改造対象は背面のRCAコネクタと正面裏の初段FET回路(平ラグ板)です。EL38アンプに比べて小型なため、周囲スペースが限られています。ハラワタを眺めつつ改造要領を思案しましたが、いいアイデアが浮かびません。
  RCAコネクタ近くにはボリューム穴もあるため、XLR3コネクタ用の24mmφ穴明けは難儀しそうです。平ラグ板の周囲も狭くて2階建てはちょっと難しいかも知れません。


2.改造
  悩んでも仕方ないので、とにかく現物合わせでやってみます。

 (1) コネクタ交換
   XLR3コネクタは、穴明けが楽な正面に取付ようかとも思いましたが、やはり背面が一般的ですかね。既存の穴をかわして24mmφの穴を開けましたが、穴の跡が見えてしまいます。取って付けたような仕上がりですが、正面からは見えないので良しとします。
  UZ42 input connector marking  UZ42 connector hole open

 (2) 初段階路
   初段入力回路の追加部品は、小型化のためにユニバーサル基板の切れ端に組み上げて、ハンダ付けで平ラグ板に固定しました。(写真左は改造前)新しい平ラグ板に組んで2階建てにするよりも簡単です。EL38アンプもこうすれば良かった。
  UZ42 1st stage close up_before  UZ42 modified 1st stage close up


3.調整
  改造部分の調整は特にありません。長年の埃を払って小ぎれいにしてやりました。
  初段FETのバランスと終段のDCバランスを再調整して終了です。
  UZ42 modified adj


4.最後に
  EL38全段差動PP(平衡型)を聴いた後ではさほど感動はありませんが、気分的に満足感いっぱいです。これでまた暫く愛着が維持できるでしょう。
  UZ42 modified rear over view

  全段差動アンプは簡単な改造で平衡型にグレードアップでき、不平衡型にはない魅力と満足感が得られると思います。平衡型に関する情報は、ぺるけさんの「平衡型Project」が良い教科書になります。
  手元の全段差動アンプの平衡型改造はこれで完了です。次は何か平衡型機器を製作したいなぁ。
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