nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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EL38全段差動PPアンプ(1本死亡)

 この暑さのせいではないと思いますが、真空管EL38が一本お亡くなりになってしまいました。
 夏場はなるべく発熱の少ない小型の真空管アンプを使用していますが、何の気まぐれか暑苦しいEL38PPアンプに火を入れてしまいました。スイッチON後の暫くはきちんと音が出ていたのですが、いきなりスピーカから「ボコッ!ボコッ!」とイヤな音が出て、アンプの電源が落ちてしまいました。

  EL38 Trouble_Closeup of failure tube


1.何が起きた?
  仕方なく、汗をかきかきラックからアンプを引っ張り出し、調べてみるとヒューズが切れています。管内が真っ黒になるほど飛散しているので過電流が流れたようです。もし電源トランスの内部ショートや出力トランスの内部ショートだったら、泣きたくなります。

  EL38 Trouble_3T Regulator
  はらわたをじっくり観察すると、右CHのIp定電流用三端子レギュレータの設定抵抗が黒くなっています。どうやら抵抗が焼けたようですが、ここの消費電力は100mWチョイなので普通なら焼けることはありません。原因は別にあるはずです。
  三端子レギュレータのショートモード故障かと推定しましたが、取り外してDMMであたってみても壊れているようには思えません。念のため三端子レギュレータと焼けた抵抗を取り替えました。

  ハラワタを覗きながら、改めてスイッチONすると、あちゃ~!抵抗から白い煙が・・・。あわててスイッチを切りましたが、そんなことよりも真空管が少し光ったような気がしました。エッ!何?


2.原因を目撃
  もう一度焼けた抵抗を取り替え、今度はシャーシの上面を観察すべく、デジカメ片手に恐る恐るスイッチをONしました。真空管ソケット周囲から立ち上った白い煙は気にせず真空管をじっと見ていると、初めて見る現象に目が釘付けになりました。
  EL38 Trouble_Glow discharge in tube  EL38 Trouble_Glow Flash in tube

  スイッチON後2~3秒で次第に真空管壁面が紫がかったグロー放電状態になり、グローが管内一杯になった頃(スイッチON後数秒)、いきなり管内で眩しく光るフラッシュが発生しました。2~3箇所で発生したようです。フラッシュが発生するとヒューズが切れて電源が落ちます。

  EL38 Trouble_Compair 2s

  フラッシュを起した真空管(写真の右側)は、他のものに比べてゲッタの輝きがなくなり真っ黒になっています。それ以外の大きな変化はないようです。おそらく管内の真空度の低下でグロー放電からフラッシュに至るのではないかと思います。大切なEL38が一本お亡くなりになったのですが、私としては初めて見る現象に、思わず目を奪われました。興味深い現象でした。


3.交換品入手するか

  EL38 Trouble_EL38PP Dif amp overview
  当面このアンプは使わないにしても、EL38の交換品を入手せねばなりません。現用品は4本ともに程よくへたっていて、特性が良く揃っていました。予備を2本持っていますが未使用品なので、元気いっぱいの特性が少しミスマッチです。
  未使用品を2本入手するか、程よく使い込まれたものを1本か2本入手することになりそうです。痛い出費だなぁ。

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