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nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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パワーアンプB-3(1号機)の整備 (調整~完了)

 再組み立てが一段落して形だけは元に戻ったので、いよいよこれから作動確認、調整に入ります。うまく復活するかな?期待と不安が入り混じります。
 本来は、VFETの代わりにダミー抵抗を取付け、ドライバ基板の作動状況を確認すべきですが、めんどいので組み上げた状態で作動確認しました。1号機2号機共に調整を終え、最後に上蓋を閉じて無事に元の姿に復活しました。
 なお、以下の写真は2号機のものです(1号機は取り忘れてしまった)。

  B3 #2_mainte_Upper lid is closed after completion


1.準備
 (1) VFET取付け
  B3 #2_mainte_Completed driver PCBs
  B3 #2_mainte_Bottom view of a completed B3  B3 #2_mainte_Top view of a completed B3
 VFETを絶縁伝熱シートを挟んでソケットに挿し、ヒートシンクに硬く締め付けました。両サイドパネルを閉じ、コネクタやファストン端子を所定の位置に取付けて準備完了です。

 (2) 設定
 以降の調整は、出力解放(SPやダミーは接続しない)で、入力短絡(RCA端子にショーティングプラグ)状態としました。
  B3 #2_mainte_AC100V Power
 AC電源の大きな変動を避けるために、スライダック(自作のAC電源テストベンチ)で電圧を確認しつつ、できるだけAC100Vを維持するようにしました。容量が500VAしかないので突入電流が心配でしたが問題ありませんでした。アイドリング状態で、AC100Vは約109VAを消費しています。結構食ってますね。


2.調整
 全体組立て後初の電源投入ですが、いゃ~緊張しますね。自作物に初めて電源を入れる時以上に心配です。自分で製作した物は回路や電圧・電流の挙動も大体わかっていますが、メーカ製はわからない(知識が及ばない)所だらけです。
 思い切って電源をONとしました。約3秒後にプロテクトが解除され、何事もなく電源が入りました。

 (1) アイドリング電流/DCバランス調整
  手持ちのテスターやマルチメータを総動員して、左右ドライブ基板のテスト端子(アイドリング電流/DCバランス)につなぎ、各値を同時に確認できるようにします。
  電源をONして、アイドリング電流を標準値に、DCバランスをゼロに、交互に手早く調整します。多少ずれていても問題ないので慌てずに落ち着いて作業します。調整点は発熱によりしだいに変化するため、今のところは程々でOKです。

 (2) 連続作動後の再調整
  B3 #2_mainte_Under adjustment
  アイドリング状態で1時間程度連続作動させ、全体が程よく温まってから、アイドリング電流とDCバランスを細かく追い込んでいきました。共に完全には落ち着かず細かく変動しますが、適当なところで妥協し調整完了!です。

 (3) アイドリング電流値について
  さて、アイドリング電流は幾らが適切なのか?B-3のサービスマニュアルが公開されていないため本当の所はわかりませんが、ネット情報ではテスト端子で30mV(150mA)弱に合わせている方が多いようです。
  参考となるのがパラ終段を持つB-2(0.22Ω両端で40mV→182mA)で、シングルのB-3は100~150mAとされているようです。しかしB-2のサービスマニュアルでは、40mV設定後に歪率を最小に追い込んだ結果で100mV以下ならOKとなっています。

  以前、B-3の整備でYAMAHAサービスセンターに電話相談した際、既に受付対象ではない旨丁寧に断わられましたが、対応された方から「製品を大切に使っていただいて・・・」との言葉を頂き、調整だけなら個人でもできますよと、調整方法と設定値を教えて頂きました。その時のメモが2007年2月の日付で残っています。この値が正しいという確証はありませんが。
  結局、アイドリング電流の値は?・・・老体に発熱は厳しいし、季節や気分で変えてもいいし・・・まぁ個々人の好みですね。
  もし、高精度の歪率計を持っているなら、10W程度の出力で歪率最小に調整するのが理想だと思いますが、高価な計測器など持ってない私はアイドリング設定だけで妥協しています。


3.各部電圧計測
 後々の参考のために、各部電圧を計測して記録として残しました。回路図をもとに、主要ポイントの電圧をできるだけ計測・記録しました。(もう一度やるとは思えませんが)次の修理・調整時に役立つと期待します。


4.視聴
 若返ったB-3(1号機、2号機)。せっかくなので少し音を聴いてみようと、メインシステム(なんちゃってレベルですが)に組み入れました。肝心の音はよくわかりませんが、ハムやノイズもなく精細な音を聴かせてくれています。整備が完了した満足感と懐かしさに包まれ、お気に入りの曲にしばし浸りました。
 しかし、自作中心で構成したマイシステムであり、もはやB-3が食い入る隙間はありません。少し可哀そうですが、きちんと梱包してまたクローセットの中で休んでもらいます。
 今回の整備の真似事を通じて、古いメーカ製オーディオ機器の整備は色々な面で難しいなぁと感じました。どこまでオリジナルから変更や交換が許されるのか?自分の物でありながら考えてしまいました。技量的にも大きく至らない自分には、このような整備は向かないなぁ。自作の方がずっと気が楽です。

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