nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
091234567891011121314151617181920212223242526272829303111

ミニワッター・コンポ (2011年1月~2月製作)

 ミニワッターという言葉は、コンパクトでミニパワーでありながらスケール感の良い鳴りっぷりの真空管アンプを指し、ぺるけさんオリジナルの愛称です。
 静かに音楽に浸り、音の一つ一つを感じられるような小出力アンプで、決して音に妥協をしない氏のアンプ作りへの拘りが感じられます。
 私も流行に乗っかって6N6P差動PPミニワッターを製作し、さらにお揃いのケースでラインアンプとCDプレイヤーを追加して、我が家のミニワッター・コンポを構成しました。

 現在、この3台は娘(高1)の部屋に連行され、ぬいぐるみに囲まれて幸せに過ごしているようです。ラジカセで満足していた娘が少しでも音に関心を持ってくれたら上出来です。時々調整が必要と称して、娘の部屋に入れてもらえて喜んでいる幸せな父親です。
ミニワッタ_セット


1.6N6P差動PPミニワッター (2011年1月製作)
 ぺるけさんオリジナルのミニワッターです。基本回路はそのままです。
 ジャンク屋で半端物として入手した小型ケース(幅155mm×高95mm×奥170mm)が3台あり、これに入れるために使用パーツや電源部を工夫しました。

(1) 回路構成
 6N6P差動PPアンプ部はぺるけさんのオリジナルに倣っています。
 OPTは当初16kΩ(8kΩ:4Ωを16kΩ:8Ωで使用)でロードラインを引きましたが、その後にぺるけさんの追試に倣って8kΩに変更しました。
 電源部を小型にするために、トランスは定格一杯で使用すると共に、ヒータ電源は5Vスイッチング電源を6.3Vに改造して使用しました。6N6Pを2本分のヒータは1.5Aあり、電源ON時の突入電流が懸念されたので、ヒータラインにパワーサーミスタを入れてスイッチング電源の保護を行っています。

 (2013年5月6日)今更ですが最終の回路をアップします。手描き資料から書き写したため間違いがあるかもしれません。ご注意下さい。
6N6Pミニワッター回路small


(2) 構造・外観
 6N6Pの発熱を考慮して、極力通風が良くなるようにフロントパネルはパンチングメタル板に交換しました。ケースには内部シャーシがないため、パンチング板による中間仕切り板を設けて、その下部に小物パーツを上部にトランスや真空管等の大物パーツを取り付けました。中間仕切りもパンチング板を使用することで、ケース内全体の通風を確保します。
6N6Pミニワッタ_内部 6N6Pミニワッタ_内臓

(3) 製作
 ケースの下部からのアクセスは不可能なため、ケースに組込む前に中間仕切り板にパーツを取り付け、配線、調整までを完了しておくことが必要です。つまり、ケース内の臓物を宙ぶらりんの状態で組み上げることになりますが、悪戦苦闘しました。
 狭いためにミリ単位で位置決めをする必要があり、ケースに組込んだが最後もう一度臓物を引き出す気が起きません。
 バイアス調整の穴とチェック端子は外に引き出してあるので、故障でもない限り何とかなりそうです。

(4) 所感
 ミニワッターでもさすが差動アンプの音とでも言うべき、定位感のある高分解の音を奏でます。低効率スピーカでない限り一般家庭では十分な出力だと思います。

 後日、6N6Pを6N6P-Iに差し替えました。
 問題があったわけではなく、新たに入手した6N6P-I(同じものだと思っていた)のEp-Ip特性を計測してみると、同一管の両ユニットが素晴らしく揃っていることに気付きました。
 6N6P-Iは本来パルス回路用途として用いられるようであり、ヒータ電流が若干大きく耐振性も優れています。反面(同一条件かは不明ですが)寿命が短いようです。下記に両管の特性例を示しますが、サンプル各4本では6N6P-Iが全て良く揃っています。
6N6Pミニワッタ_特性6N6Pと6N6P-I
 偶然私の手持だけかもしれませんが、これは使用するしかないでしょう。と言うことで、現在は6N6P-I差動PPミニワッターとなっています。
 音については私には区別できません。まあ、気分の問題と言うことで。



2.6922ラインアンプ (2011年1月製作)
 ぺるけさんオリジナルの差動ラインアンプです。小型ケースに入れたために電源部に無理を強いていますが、問題なく作動しています。また秋月USB DACキットも組み込みPCオーディオも可能です。

(1) 回路構成
 ぺるけさん公開のオリジナル回路に倣っています。
 小型にするために電源用トランスは定格容量一杯で余力はありません。
 入力はRCAが2チャンネルとUSBが1チャンネルで、USB入力には秋月USB DACキットを組込みました。

 (2013年5月6日)今更ですが回路図を追加しました。手描き資料から書き写したので間違いがあるかも。ご注意下さい。
6922 6DJ8ラインアンプ回路small


(2) 構造・外観
 使用したケースは内部シャーシがないため、ミニワッターと同様にパンチングメタル板で中間仕切りを設け、下側にCR類等の小物部品を取り付け、上側にトランス、真空管及びUSB DAC等の大型部品を取り付けました。
ラインアンプ_内部  ラインアンプ_内臓

(3) 製作
 ケースの構造上、下面からアクセス出来ないので、ケースに入れる前に中間仕切り板に主要パーツを取り付けた状態で配線や調整を完了します。完了したらおもむろにケースに組込むわけですが、いやなかなかピッタリとは合いません。結構苦労しました。真空管アンプをこのてのケースに組込むことは決してお薦めしません。

(4) 所感
 小型ケースに押し込んだにしてはハムやノイズは無く、ケース内の温度上昇も気になる程ではありません。



3.CDプレイヤー (2011年2月製作)
 PC用CDドライブを使用したCDプレイヤーです。CDドライブのコントロール部は上野氏が公開されている回路とファームウェアを使用させて頂きました。ありがとうございます。

(1) 回路構成
 CDプレイヤーコントロール部は上野氏公開の回路そのままです。たまたまこれに使用するAVRマイコンを持っていたため、すんなりと製作することが出来ました。
 電源部(DC12VとDC5V)は、ジャンクの外付けHDDドライブに使用されていたスイッチング電源を流用しました。CDドライブとコントローラを同時(同一スイッチング電源で)に電源ONにするとコントローラが検出ミスを起こすケースがあったため、コントローラへの電源が2秒程遅れるように遅延回路を入れました。
CDプレイヤー_基板

(2) 構造・外観
 ケースが小型(幅155mm×高95mm×奥170mm)なため、CDドライブの長さが問題です。標準サイズのドライブでは後に飛び出してしまうため、ショートタイプのドライブを選択します。これでも長さはぎりぎりで、背面ケーブル接続のためにはケース背面パネルを切り欠くことになりました。
 CDドライブのフロントベゼルは取り外し、トレーの蓋のみを使用しました。トレー蓋とケースのパネルの切欠きがぴったり合うように、パネル加工と取付位置に注意します。
CDプレイヤー_外観  CDプレイヤー_内部

(3) 製作
 CDドライブをケースの底に取り付けて、ドライブ上に電源とコントローラを取り付けます。ドライブのトレー蓋とパネル切欠きの位置合わせ以外は難しい所はありません。

(4) 所感
 今やPC用CDドライブは捨て値扱いであり、姿を見ることもなくなりました。
 簡単なコントローラでこれらドライブをオーディオ用に利用出来るように、コントローラを公開された上野氏に感謝致します。
 現在はドライブのアナログ出力を使用していますが、DACを組込んでデジタル出力を使用したいと考えています。
関連記事
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL