nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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6WC5 可哀想な真空管に光を! (何作ろう)

 以前入手した中古真空管に6WC5という球が混じっていました。
 調べてみるとこの球は、グリッドが5つもある7極管でラジオの局発/混合の専用管です。6SA7と同等管のようですが、ラジオ弄りをしない私にとっては全く無用の真空管です。
 このままでは永遠にジャンク箱の奥で朽ち果ててしまう運命なので、何とか日の目を見せてあげたいものです。
 ミニワッターにでも出来ないか少し考えてみることにします。
6WC5計測_球の外観



1.素性調査
 先ずは、6WC5の素性を調べます。
 6WC5の詳細データシートが見つからないので、同等管である6SA7を参考に大体の見当をつけました。
   ・ヒータ:6.3V 0.35A
   ・最大定格(周波数変換作動):Vp=300V、Vg2&4=100V、Vg1=0V、Pd(P)=1.0W、Pd(Sg)=1.0W、Ik=14mA

 ミニワッターで使用するにも7極管のままでは使用できそうもないため、3極管接続(3結)で考えることにします。
 6WC5(6SA7)のデータシートには3結特性の記載が無いため、実際に計測するほかありません。
 3結時に5つのグリッドをどの様に処理するかが問題ですが、G1はコントロールグリッド、G5は内部でKに接続済みなので、それ以外のG2~G4を一纏めにしてPに繋ぐことにしました。


2.Ep-Ip特性計測
 特性計測は自作カーブトレーサで行います。以前製作した簡易型真空管カーブトレーサを引っ張り出してきました。
 6WC5のソケットは7ピンのいわゆるUTソケットです。カーブトレーサのソケットベースにはUTソケットがないため、先週末の仕事帰りに秋葉に寄ってきました。
 私の所では6WC5以外に使い道がないソケットで、少々もったいないのですが致し方ありません。UTをUS(8ピン)変換するアダプタを仮組みして使用しました。
6WC5計測_計測全体 6WC5計測_計測アップ

 添付のグラフが6WC5の3結時のEp-Ip特性です。あまり電流を流せそうにありませんが、それほど酷いカーブではなさそうなので何とか使用できそうです。
6WC5_Ep-Ip特性実測


3.ロードラインの検討
 3結時の許容プレート損失はエイヤッで2.0Wと仮定しました。プレート電圧は200V程度で使用するのが安全だと思います。
 ミニワッターにするにも差動PPミニワッターとシングル・ミニワッターの選択肢があります。個人的には差動PPに引かれますが、さてどうしましょ。
 まあ、考えるだけならタダなので取りあえず両方を検討してみます。
 左のグラフが差動PPのロードラインの一例です。
 プレート損失2W(仮定)一杯で使用して最大0.7W程度は出そうです。
 右のグラフがシングルのロードラインの一例です。
 シングルも出力インピーダンスを14kΩとして、最大出力は約0.4W程度となりそうです。出来れば出力インピーダンスはもう少し下げたいところです。
6WC5計測_差動PP ロードライン検討(6WC5 3結)  6WC5計測_シングル ロードライン検討(6WC5 3結)


4.さてどうしよう
 差動PPは真空管が4本必要なので、現在手持が2本しかなく+2本の出費となります。諸々のパーツ代を考えると廉価にシングルに落ち着きそうです。
 製作するか否か、差動PPかシングルか・・・しばらく考えます。他にも製作途中のものがあり、そちらを先に片付けてから判断します。
 6WC5が何とか使えそうだとわかったので、何とか人並みに活躍の場を与えてあげたいと思います。
次に続くか?
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