nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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秋月USB DACの製作 (完成)

 バラックだった秋月USB DACとトランス部分をケースに入れました。
 ケースはタカチのHEN110412(幅110mm×高44mm×奥120mm)です。穴加工も少なくササッと出来るはずが、ちょっと採寸ミスがありました。
 出来上がって、FET差動ヘッドホンアンプとメインシステムに接続して試聴しました。

秋月USB DAC_内部2


(1) 周波数特性の計測
 使用した素性不明のトランス「KNON?のTPAS-1S」がタムラのまがい物か?正規品か?という心配があり、その確認のためにも周波数特性を計測してみました。
 バラックでの試聴上は致命的な問題は感じませんでしたが、いかんせん私の駄耳は当てになりません。やはり定量的にきちんと計測して安心したいものです。

 使用した道具は、PC+FFTソフト(AudioTester)とサウンドユニット(SB Audigy2NX)です。
 まずUSB DAC単体では、負荷抵抗10kΩの状態で左右ch共に10Hz~20kHzまでほぼフラットでよく揃っています。10Hzと20kHzの両端で約-0.1~0.2dB程度落ちていますが立派なものです。
 トランス経由では、負荷抵抗10kΩの状態で次のグラフのとおりです。

秋月USB DAC_内部1  秋月USB DAC_周波数特性

 10Hzで-0.5dB、20Hzで±0dBです。また10kHzで-0.1dB、20kHzで-0.7dBとなりました。20kHzで大きく(と言ってもわずか0.7dBですが)落ち込んでいるのは、トランス入り口のCRローパスフィルター(0.047μF+75Ω)の影響だと思われます。Cを0.033μF程度に小さくすれば改善されますが、ノイズ低減効果とのトレードオフになります。
 このままでも特に高音不足は感じない(と言うか聞こえない)ので、このままとします。

 この周波数特性から見て、このトランスはタムラ製TPAS-1S(600Ω:1.2kΩ、30Hz~20kHz ±0.3dB)と同格と考えて良いでしょう。安心しました。


(2) 残留ノイズの計測
 ヘッドホンアンプで使用する場合は、特に静かさが重要です。このUSB DACのノイズについてはネットでも色々と議論されており、USBラインのノイズやDACのノイズが問題となっています。
 本器のトランス出力を10kΩで終端して、ミリバル(ナショナルVP-9640A)で残留ノイズを計測しました。
 その結果、右chが0.032mV、左chが0.030mVと結構小さな値になりました。FET差動ヘッドホンアンプと組み合わせても無入力では全く静かで気持ちが良いです。


(3) 試聴しました
 以前製作したFET差動ヘッドホンアンプ(1号機)と組み合わせて聴いてみました。この1号機は家内に強制連行されたままで、もはや私に所有権はありません。山の神が外出している隙に勝手に使っている状態です。
 試聴の感想は、先日のバラック状態で3号機を使用して聴いたときと同じです。細部の音まで良く聞こえ、良いペアだと思います。

秋月USB DAC_HPAとペア  秋月USB DAC_C2a接続

 次に、オーディオ(と言うには恥ずかしい)メインシステムに接続して聴いてみました。通常はPCでロスレスflacファイルを再生し、コアキシャル出力を市販DAC(POP PLUS PCM1796 Mk2)経由でプリアンプC2aに入力し、自作UZ42全段差動PPアンプでSP(NS-1000M)を鳴らしています。
 PCからUSBで秋月USB DACトランス式を経由してプリアンプに入力しました。この組み合わせでは音の分解能や定位はすばらしく細部の音まで良く聞こえるのですが、何か音に艶や魅力が少なくて聞き入ることが出来ません。かなりサッパリとした聞こえ方です。
 常用DACのPCM1796 Mk2は廉価な製品で、決して人気があるわけでもなく評価も高い訳ではありませんが、私の好きなボーカルをしっとりと聞かせてくれます。
 秋月USB DACトランス式は私のシステムに少し合わないのかもしれません。でも、FET差動ヘッドホンアンプとの組み合わせでは魅力的です。


(4) その他
 近頃のこの手のトランスの希少性(高騰)にはビックリします。需要と供給のアンバランスが理由とはいえ、少々過剰な気もします。今回はたまたま持っていたトランスが使用できましたが、新たに購入するとなると・・・少し考えてしまいます。
 しかし実際にその音を聞いてみると、やはりトランス式がほしいなぁと思うのも実感でした。
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