nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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プリアンプC2aのメンテ (健康診断)

 ここ何日かは電子工作そっちのけで、急に思い立って我が家の現用プリアンプYAMAHA C2aのメンテをしていました。
 このアンプは若かりし頃に購入したもので。もうかれこれ25年以上と家内より長い付き合いです。大切に使用してきましたが流石にくたびれてきており、ボリュームのガリも気になります。
 実は3年前にもメンテを思いついて必要パーツを集めた所で力尽きてしまいましたが、偶然それを段ボール箱の中から見つけたのが発端です。
 スーパーのレジ袋に入ったパーツを眺めていると、このままにしておくには勿体なくて、一念発起してメンテすることを決心しました。

 開腹したC2aの内部は予想外に劣化が進み、長年の疲れが蓄積されている様子です。少しは手を掛けて労ってやり、若返らせてやろう思います。

C2a_メンテ前外観


(1) C2a購入の思い出
 当時は数多くの国産オーディオ製品が溢れていて、オーディオは趣味と言うよりも生活の一部として身近なものでした。当時私もごく普通にお気に入りの(普及品ですが)オーディオ製品を購入し、何台か買い換えて最後に手元に置いた中の一台がYAMAHA C2aでした。
 その後オーディオに対する興味も薄れ、幾度かの引っ越しの度にそれらは段ボール箱に封印されたり廃棄され、記憶からも消えていきました。

 長いブランクの後、3~4年前にぺるけ氏のホームページに出会って真空管アンプに興味を持ちだし、オーディオのまね事でも再開したいと、運良く残っていた機器を中心に「なんちゃってオーディオ」レベルのシステムを揃えてきました。
 C2a以外にも当時一緒に使っていた機器が幾らか残っており、逐次メンテを考えています。


(2) 事前準備
 3年ほど前にメンテを思いついた時には、既にサービスセンターでも受け付けておらず、回路図等の提供も出来ないとの事でしたが、当時対応頂いた方が要所の調整方法と設定値を親切に教えて下さり、そのメモが残っています。
 またネットを頼りに回路図とサービスマニュアル(共に海外版)を入手して、準備は万端(なはず)です。

C2a_マニュアル


(2) Ca2の診断結果
 シャーシを引き出して内部の確認をしました。C2aは基板が転地逆さまに付いており、どう考えても放熱に問題があると思われます。写真左は上からで右は底側から見たものです。
 出力段は2段コンプリメンタリPP OCL回路で、100Ωの低インピーダンスで最大出力15Vのスペックを有し、長時間使用するとケース頂部が相当に熱くなります。

C2a_メンテ前基板裏面  C2a_メンテ前基板表

 内部を一通りチェックして次の問題点を確認しました。
 ① メイン及びトーンコントロール用ボリュームに若干のガリが有り。
 ② トーンコントロール段のドライバ用トランジスタが周辺のパーツに熱被害を出しており、スチロールコンデンサは外皮が溶けて変形し、抵抗は表面が炭化、基板表面は変色してパターン劣化も見られる。
 ③ 基板のハンダ面全般に一部クラック状のものが見られる。
 ④ RCAジャック表面が劣化して変色しており、接触抵抗の増大が考えられる。
 ⑤ マイラーコンデンサが多用されており、一部の頭にヒビが入っている。

C2a_メンテ前ドライバ部  C2a_メンテ前基板焼損
C2a_メンテ前RCA端子  C2a_メンテ前MCアンプ
C2a_メンテ前イコライザ段

 このように、思ったよりも重傷です。


(3) 交換部品と材料
 診断結果を基にパーツを準備します。以前購入済みと手持ちで賄い、なるべく出費は押えたいところです。
 ① レジ袋の中には当時購入した電解コンデンサやフィルムコンデンサ、スチロールコンデンサ等が多数あり、これを利用します。
  固定抵抗は原則交換しないため、もし必要があれば手持ちで対応します。

 ② 終段トランジスタも交換品が4ペア(コンプリペア)ありましたが、特性が揃っているかどうか未確認です。

 ③ 部品や接点のクリーニングにIPA(イソプロピル・アルコール)と接点洗浄剤を準備します。接点復活剤は2次被害を引き起こすので使用しません。
  クリーニング後の接点保護用に接点グリス(エレクトロルーブ)を準備します。

 ④ アルコールだけではクリーニング困難な場合は、やむなく特殊コンパウンドを使用します。
  このコンパウンドと接点グリスは、とある特殊分野で使用されているもので、オーディオ用途に適しているか否か分かりませんが信頼性は確かなものです。

 ⑤ 使用するハンダは汎用品で、愛用の極普通のスパークリング・ハンダです。
C2a_クリーナー

 さあ、必要な材料は揃いました。次からはいよいよオペを始めます。交換部品が多くて大変ですが焦らずにやりましょう。
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