nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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プリアンプC2aのメンテ (オペ終了)

 ケースを開腹して診断の結果、予想外に悪性箇所があることが判明した我が家のプリアンプYAMAHA C2aです。
 健康回復と若返りのためにできる限りの手を施そうと、交換部品や材料を万端準備していよいよオペを開始しました。
 電子工作のスキルは怪しい私です。オペが無事に終了するか?それっきりになるか?運まかせ的な部分もありますが頑張りましょう。

 帰宅後の時間を使ってチマチマと少しずつ作業を行いましたが、壊すことなく作業を終えることができました。効果については分かりませんが少しは若返ったかと思います。

C2a_メンテ後外観


(1) メンテ作業
 手当てすべき患部は各部に及びます。時間を掛けて一つ一つゆっくりと作業します。

 ① 多連ボリューム
  特殊カーブの密封型ボリュームで6連が1個と4連が2個あります。手間が掛かりますが分解&クリーニングしました。
  ハンダを除去して基板から取り外し注意して分解します。小さな部品を壊したり無くすと元に戻らなくなるので慎重に。
  内部や摺動子にこびり付いた汚れを丁寧に取り去り、最後に接点グリスを少量付けて組み立てます。組み立て後に、抵抗値がスムーズに変化することをテスターで確認し、基板にハンダ付けして完了です。
  これだけで半日かかりました。

C2a_ボリューム分解

 ② ドライバ用トランジスタによる熱被害対策として、トランジスタをシャーシに移動することを検討しましたが、適当な場所が見当たらず断念しました。
  周辺部品を一度全て取り外し、基板のクリーニングとパターン補修を行いました。劣化部品は新品に交換し、直接炙られないようにガラス繊維チューブを着せて断熱処置しました。

 ③ 電解コンデンサは全て交換しました。取り外したものは液漏れこそありませんが容量低下を起しているものがありました。
  多数使用されているマイラーコンデンサは全てフィルムコンデンサ(汎用品)に交換です。またスチロールコンデンサも全て交換しました。
  イコライザ段のRAA素子とトーンコントロール段の時定数素子にはポリプロピレン・フィルム温度補償型コンデンサが使用されており、半端な容量のものもあり代替を見つけるのは困難と考え手を付けませんでした。
  YAMAHA独自のカスタム・コンデンサも幾つか使用されていますが、代替が無いためそのままとしました。

C2a_メンテ後ドライバ部  C2a_メンテ後イコライザ段

 ④ 固定抵抗は高精度金属皮膜抵抗が使用されており、見た目は問題なさそうなのでそのままとし、半固定抵抗は少し良質のものに取り替えました。

 ⑤ トランジスタ類は特殊品や選別品が用いられており、足の腐食は確認できなかったのでそのままとしました。特にイコライザ段のFET 2SK101は壊れたら代替がなさそうです。

 ⑥ 全てのハンダ箇所について劣化ハンダの除去と再ハンダを行いました。単純作業の繰り返しですが、丸一日コツコツと食事も忘れる根気が大切です。

C2a_メンテ後MCアンプ  C2a_メンテ後再ハンダ


 ⑦ RCAジャックや切り替えスイッチの接点は丁寧にクリーニングし、最後に接点グリスを塗布しました。RCAジャックは金メッキ切削型なのでコンパウンドで軽く磨いて接点グリスで保護しました。

  C2a_メンテ後RCA端子とグリス

 ⑧ あとはケース内部各所に溜った長年の埃や垢をきれいに除去し、汚れをクリーニングしました。


(2) 調整作業
 各部の半固定抵抗も交換したので、改めて調整を行います。
 特殊な計測器は必要なく(持っていませんし)調整箇所も少ないのですぐに完了しました。

 ① 回路電圧±40Vの調整
 ② イコライザ段のアイドリング電流とオフセット電圧の調整
 ③ トーンコントロール段のオフセット電圧の調整
 ④ MCヘッドアンプの歪み率の調整


(3) 再組み立て
 ケースに戻してツマミを取り付ければ組み立て完了です。
 ついでにパネルやケース本体のクリーニング、小傷はタッチアップします。なにせ25年を超えた老体です、中身は多少若返ったはずなので見てくれも小綺麗にしましょう。

C2a_メンテ後基板表

(4) 作動確認と試聴
 再組み立て後にきちんと作動するかどうか確認します。
 各入力に低周波発振器から正弦波を入れて、出力に接続したミリバルで無信号時の残留雑音、寄生発振、DC漏れ、出力レベル等をチェックします。MC入力については端子に20Ω程度の整合抵抗をパラに入れます。

 特に問題がなければ実際にシステムに組込んで音出しをしてみます。
 普段使い慣れたPC+DACの組合せで好きな音楽を再生し、これまたお気に入りの真空管アンプとスピーカで聴きました。
 試聴結果は・・・これだけ手を掛けたから音が良いはずだ!との思い込みを含めても、メンテ前後の明確な音の違いが分かりません。激変?したはずなんですが、私の耳が悪いのでしょう。
 まあ、メンテに費やした労力と時間は安心料と考え、若返ったC2aを末長く使ってやろうと思います。


(5) 次のターゲット
 なんとか壊さずにメンテもどきが終了しました。古い機器ですが大切にしないといけませんね。

 そういえば、近頃はメーカ製オーディオ品には興味がわかなくなり、昔惚れ込んだ機器も見捨てられた状態になっています。メインアンプは後から来た真空管アンプにその座を奪われ、CDプレーヤは場所取りの邪魔者、何処かにカセットデッキもあったはずです。
 レコードプレーヤなどはダストカバーを閉じたままニャンコの昼寝場所となっています。
 このままでは余りにもかわいそうで、何とかしてやりたいと思っています。
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