nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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押し入れでオモチャ(IC-R72)発見

 先日、押し入れ(正確にはクローゼット)を捜索中に、思いがけないものを発見しました。私自身すっかり忘れていたのですが、なんとHFオールバンド受信機を見つけてしまいました。
 機種はICOM製のIC-R72という、まあ性能的には何の取り柄もない普及機です。購入当時の箱に入ったままで取説、回路図や期限切れの保証書も残っていました。当時何の目的で購入したかさえ記憶にありませんが、嬉しいオモチャです。

 さっそく引っ張り出して作動確認を行うと共に、懐かしいアマチュアバンドを受信してみました。

ICR72_パネル面アップ


(1) 私のハム歴
 実は、私はガキ(決してお子様ではなかった)の頃はハム(アマ無線)小僧でした。
 初めてハム試験を受けたのは何年前だろう・・・当時6エリアで唯一の試験会場だった九州電波監理局(熊本)に行くために、父親に付き添ってもらい始発電車に乗ったことを覚えています。当時の試験は全て筆記方式で、電話級とはいえ問題用紙に向かって学校のテスト以上に頭を抱え込んだものです。
 開局後は危ない無線機や怪しい空中線の製作に没頭し、交信よりも製作に喜びを見いだしたようです。高1中2スーパーと807終段+立木に張ったロングワイヤーなど、当時は自作無線機でも通用したいい加減な時代でした。
 次第に世間はSSBが主流となり自作無線機では肩身が狭く、ハムへの興味も薄れていき、その内完全にQRTしてしまいました。

 この受信機は1990年発売なのでその頃購入したはずですが、既にハムはやっておらず購入目的は記憶にありません。殆ど使用した形跡もないことから20年以上梱包されたままだったようです。


(2) IC-R72の作動確認
 まず、きちんと電源が入るか、作動するかの確認が必要です。
 ACラインがショートしていないことを確認し、カバーを外して内部を確認しました。特に液漏れしたコンデンサはないようです。

ICR72_内部基板

 コンセントにプラグを差し込み20年ぶりの電源投入は問題なく、パネル照明も正常です。各スイッチもそれなりに機能しているようで安心しました。
 アンテナ代わりになるものはないかと見回してもあるはずがなく、窓枠のアルミサッシにワニ口クリップを挟んで代用としました。感度は悪いですが強い局は何とか受信できます。

 AM放送局を受信して、周波数表示に大きな誤差がないことも確認しました。AM放送なんて聴いたのは何年ぶりか?学生の頃に布団にもぐり込んで聴いた深夜放送が思い出されます。
 ハムバンドを聴いてみようと40mバンド(7MHz帯)に合わせると、相変わらずのノイズの中に数局のトンツー交信が聞こえます。当時はながら受信が出来た筈ですが、とてもじゃないがスピードについて行けません。情けないです。


(3) PCからコントロールしてみよう
 この受信機はCV-Iインターフェースを持っており、外部PC等からコントロールが出来ます。やって何だと問われると返す言葉がありませんが、出来るならやってみたいと思うのが趣味です。
 と言うことで、必要な情報をネットで調べました。
 まず、コントロールソフトは"Ham Radio Delux"が良いようでこれ一択です。
 連接インターフェースは市販品もあるようですが、ちょっとお試しには勿体ないので代用を探します。要は仮想COMポートが使用できるUSBインターフェースなら何でもよいようで、ネットでも色々な作例が紹介されています。

 ① USB携帯電話ケーブルの改造
  ジャンク箱から以前使用していたUSB携帯電話ケーブルSUS-USB-02(SOURCENEXT製)を見つけ出し、これを加工することにしました。
  使用されているUSBコントローラチップはCypressのAN2131SCです。当然このままでは使用できないのでsystem2222さんの記事を参考に、ドライバのインストールやCOMポート設定を行いました。試行錯誤の末、PCから認識はするのですがIC-R72との連接がどうしても出来ず挫折しました。

ICR72_FT232RLとUSBアダプタ

 ② 秋月FT232RLを使用
  代わりに、秋月のFT232RLの手持ちがあったので、安直にこれを使用することにしました。これは何の面白味もなくすんなりと連接できました。

  ICR72_FT232RL  ICR72_FT232RL接続


 ③ Ham Radio Deluxの仕様
  しかし、肝心のHam Radio DeluxはIC-R72のような安物には対応していないようで、選択機種に出てきません。やむなくIC-R72の固有アドレスを変更して他機種に偽装し、Ham Radio Deluxで当該機種を選択することでコントロールが可能になりました。

ICR72_HamRadio制御

  とは言っても、IC-R72でコントロール出来るのはダイヤル(周波数)調整、モード選択、メモリ選択程度であり、PCでコントロールするメリットや面白味はありません。
  IC-R72のコントロールコマンドを調べれば、もう少しコントロール項目があるかもしれませんが、その内にでも。


(4) IC-R72の整備、調整
 長年眠っていたのですが緊急メンテは必要ないようです。まして調整となると、サービスマニュアル(英文)は入手しましたが、肝心の測定器がありません。高周波で使えそうなのはオシロと周波数カウンタ程度です。
 下手に触ると取り返しのつかない状態になる可能性が高いので、弄りたい気持ちをグッと堪えておきます。


(5) IC-R72の活用法
 ハムを再開する気はありませんが、気が向いた時にHFバンドを聴ける環境を整えておくのも良いかもしれません。
 最大のネックがアンテナです。敷地一杯にワイヤーを張ってもたかが知れている(ネコの額より狭い鼻の下ほどの狭さ)し、屋根の上にアンテナを載せるのも気が引けます。ベランダに取り付けられる小型アンテナでも探してみようかと思います。

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