nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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受信用アンテナの製作 (その1 ワイヤーアンテナ)

 先日の記事に書いたように、HF帯オールバンド受信機IC-R72が使えることが判ったので、なんとかこれの受信環境(アンテナ)を整備しようと思います。

 今更アマ無線やBCL/SWLを再開する訳ではなく、気が向いた時にワッチする程度のお気楽リスナーを目指します。なので、気合いを入れて大げさなアンテナを設置するつもりはなく、小型で簡単なアンテナを探したいと思います。

 市販品購入はそれなりの費用がかかるので、ネットで公開されている作例を参考に製作することにし、今回は最も簡単そうなワイヤーアンテナとアンテナアンプを製作してみました。

 すっかり真空管アンプ製作からずれて行ってますが、まあいいでしょう。

ActiveBOX_アップ


(1) 手頃なアンテナを調査
 先日秋葉に寄った際に数少ない無線機屋を覗いたところ、立派なループ型アンテナが置いてありましたが結構いいお値段です。お気楽リスナーにはとても手が出ません。

 そこで、ネットを頼りに自作出来そうなアンテナを探したところ、Δループアンテナ(磁界型ループアンテナ)が簡単で評価が高いことが判りました。Δループアンテナについては、景山さんのホームページが詳しく、非常に参考になりました。ありがとうございました。

 今は良いものがあるんですね。私が子供の頃の常識(私の知識の範囲)では、受信レベルを上げるにはとにかくロケーションとハイゲインアンテナでした。当時、自宅の裏山(公有地)のてっぺんから100m以上もロングワイヤーを張ってました。もちろん無許可で。

 Δループアンテナが小型で性能も良く、自作に手頃なので即これに決定です。まあしかし、Δループアンテナ製作は次のステップとして、手始めにワイヤーアンテナと簡単なアンテナアンプを製作してみます。。


(2) ワイヤーアンテナの製作
 準備するものはACコード2.5mだけです。これを2本に裂いて片端をハンダ付けして5m長とします。
 2階にある私の工作室から外に垂らせば(質素ですが)立派なワイヤーアンテナの出来上がりです。工作室の下がカーポートになっており、邪魔にならずにワイヤーの片端を固定する外構や植木が無く、やむなく窓から外に3m程垂らしただけの「手抜きアンテナ」です。


(3) アンテナアンプの製作
 HF帯で10dB程度のゲインがあり非同調型の簡単なアンプでいいのですが、簡単とはいえ無い頭を絞ってみても回路を閃く筈もなく、結局は景山さんのActiveBOXなるものを使用させて頂きました。
 回路では高周波用FETに2SK439というディスコン品が使用されています。代用出来そうなものとして2SK19、2SK192A、2SK241、SPF234をパーツボックスから探し出してきました。SPF234(モトローラ製)は確か2SK19の上位品だったような・・・修学旅行の自由時間に一人秋葉に向かい秋月(信越電気だったかな?)で購入したはず。

ActiveBOX_代用FET
 2SK439に比べて多少ゲインが落ちそうですが、HF帯なのでどれでも使用できそうです。2SK19は手持ち数が少なくSPF234はデータシートが無いので、取りあえず2SK192Aを使用します。
 2SK439の特性データが無いので設計動作点の見当が付きませんが、回路定数はそのままでも大きな支障はないでしょう。(本当?)
 
 回路はシンプルで部品数も少なく手持ち部品で賄えそうですが、さすがにトロイダルコアは手持ちがないので先日会社帰りに駆け足で秋葉に寄ってきました。ついでにループアンテナ用にアルミパイプも一緒です。

 回路はユニバーサル基板の切れ端に組み、手持ちの小型アルミケースに押し込みました。アンテナ接続用のターミナルと受信機への出力用BNCコネクタを取り付けて完了です。

ActiveBOX_組み立て前 ActiveBOX_内部


(4) 作動確認
 調整はなにも無いので即作動確認を行いました。
 「手抜きアンテナ」単体で適当な局を受信し、受信機IC-R72のプリアンプがOFFの状態で信号強度、ノイズ強度、了解度(確かSINPOコード?・・・)を評価しました。
 次にActiveBOXを入れた状態で同じ局の受信状況を確認し、さらに受信機のプリアンプをONにして受信状況を確認します。

ActiveBOX_作動中


(5) 受信状況
 結論から言うとActiveBOXの効果は確実にあります。「手抜きアンテナ」+ActiveBOXでもそれなりにHF受信に使えると思います。
  最初に使用した2SK192Aでも効果はあるものの少し物足りなかったので、もう少しゲインがとれそうな2SK241に交換しました。以下の感想は2SK241での結果です。

 「手抜きアンテナ」だけでは強い局しか受信できず、少し弱い局はノイズに埋もれてしまいますが、ActiveBOXを入れるとノイズに埋もれていた局が浮び上がってきます。Sメータの振れはさほど大きくなる訳ではありませんが、了解度は大きく向上します。

 非同調型なので外来ノイズも増幅されることは致し方有りませんが、ActiveBOXでのノイズ発生は殆ど無いようでS/Nの劣化は聴感上では認められません。


(6) 次はループアンテナの製作だ
 取り敢えず簡単な受信環境が整ったので、しばらくはこれで懐かしいアマバンドでも受信して、すっかり衰えてしまったトンツー受信力を少しでも回復させようかと思います。
 そして、次はいよいよΔループアンテナの製作に取りかかります。アンテナ製作用のアルミパイプも手元にあるし、アンテナアンプ回路の部品は手持ちで何とかなると思います。

 その前に予定している電子工作が幾つもあるのですが・・・。
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