nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
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トランジスタテスターを作ろう (その1:概要と機能)

 トランジスタテスターは手軽で便利な道具(オモチャ)です。有志による海外のプロジェクトですが、フォーラムでは多くのファンが集い日々更新がなされています。

 以前、製作記事を紹介しましたが、私以外にも”製作してみようかなぁ”と思っている方が一人位はいるのではないかと期待し、また自分の亡備録も兼ねて製作手順などを整理してみようと思います。

 簡単な電子工作なのでお暇な方はぜひトライして下さい。
 記載内容は私のレベル、すなわち初心者+α程度です。分かりやすく説明したいと思いますが本人もよく分かっていない所もあります。

 4回シリーズの予定です。
  ・その1:概要と機能(今回)
  ・その2:回路
  ・その3:ファームウェア
  ・その4:テストと使用方法

 現在の公式最新ファーム1.06kをベースに述べます。
 なお、ソースコードのビルドやAVRマイコンの書き込みが必要です。どうしても手に負えない方は身近な人にヘルプを出した方が早いでしょう。

トランジスタテスター作ろう 1&2号機


(1) 生まれと育ち
 トランジスタテスターの生みの親はMarkus F.氏です。氏主催のフォーラムは2009年に始まり今の原型となる回路とファームが形作られました。
 Markus F.氏主催の窓口フォーラム(ほぼ終息)

 Markus F.氏の後を受け継いで2012年に新しいフォーラムを立ち上げたのがKarl-Heinz氏です。このフォーラムは以前にも増して活発な議論が交わされ、色々な改良が行われてきました。しかし、基本回路は大きく代わっていないことは特筆できます。
 Karl-Heinz氏の窓口フォーラム


(2) 何ができる
 簡単に言うとトランジスタや抵抗、コンデンサ等のパーツテスター的小道具です。万能ではなく多くの制約があります。性能を期待される方は市販品購入をお薦めします。
 主要な機能は次のとおりです。

TTester No2_2SC1173  TTester No2_Chemi 100uF

 ① バイポーラトランジスタ
  N/P、ピンアサイン、C-E間保護ダイオード、B-Eスレッショルド電圧(Uf)、電流増幅率(B)
  ダーリントン型はUfとBのみ表示、デジタルトランジスタ等R内蔵品は識別不可

 ② JFET
  ピンアサイン(DとSは構造上識別不可能)、Ids値(Sに680Ωが入った状態のバイアスVgs時の値)

 ③ MOSFET
  E(エンハンスメント型)/D(デプレッション型)、N/P、ピンアサイン、保護ダイオード、ゲートスレッショルド電圧(Vth)、ゲート容量

 ④ サイリスタ/トライアック(保持電流6mA以下の低電力型のみ)
  ピンアサイン

 ⑤ ダイオード(含むダブルダイオード)
  順方向電圧(LEDはダイオードとして検出)、逆方向容量

 ⑥ ツェナーダイオード
  二つのダイオードとして検出、逆方向電圧4.5V以下のみ検出可

 ⑦ 抵抗
  0.1Ω~50MΩ、分解能0.1Ω、可変抵抗のような中間端子(摺動子)型も計測可能

 ⑧ コンデンサ
  25pF~100mF、分解能1pF、2μF以上のコンデンサはESRを計測、分解能は0.01Ω

 ⑨ コイル
  抵抗値2100Ω以下の場合にインダクタンスを計測、0.01mH~20H(精度は低い)


(3) 先ずは資料を入手
 ① 入手先
  ドキュメントやソースコードは一括して圧縮ファイルの形でダウンロードできます。先ずは次のファイルをダウンロードして下さい。過去のバージョンも含めて資料は全て公開されています。
  ・ダウンロード先

  ファイルを解凍するとドキュメント(Doku)、ソースコード(Software)、その他(Hardware)が入っています。ドキュメントは古いものを除きドイツ語版と英語版が入っています。
トランジスタテスター作ろう_106k Dockフォルダ構成

 ② ドキュメント
  開発の経緯や機能概要の他に、回路の作動原理、ファームのビルド方法、使用方法、計測結果の評価等についても詳細に記されており、一度は目を通されることをお薦めします。


(4) 必要な道具
 ① 工具類
  ハンダゴテやニッパ、テスター等の電子工作ができる道具が必要です。

 ② AVRマイコンライター
  ファームウェアをマイコンに書き込むライター(含むライティングソフト)が必要です。ターゲットマイコンに対応したものなら何でもOKです。

 ③ プログラム開発環境
  ファームはソースコードで公開されており、原則としてユーザ環境に合わせてプログラムの形に変換(ビルド)する必要があります。そのためのプログラミング環境(AVR Studio/WinAVR等)が必要です。
  全く知識のない方は身近な人にヘルプを出した方が近道です。


(5) 次回
 次は具体的な回路を紹介します。
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