nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
0812345678910111213141516171819202122232425262728293010

VUメータもどきの製作 (気分だけでも)

 オーディオファンのお洒落なアクセサリー、それがVUメータです。噂ではマニアなら誰でも2~3台は持っているらしい。

 照度を落としたダウンライトの下でソファーに深々とくつろぎ、グラス片手にお気に入りのレコードを聴く、というシチュエーションが有るかどうか知りませんが、その時に目に付くのが音楽に合わせて軽快にスイングするVUメータではないだろうか。
 さしずめ私の場合は、ニャンコが陣取るぺしゃんこソファーの端っこに座って、発泡酒片手に・・・・、でも気分だけでもVUメータが欲しい。

 と言うことで、本物はとても手が出ないので、なんちゃってVUメータを製作しようと思います。手持ち部品を活用してなるべくお金を掛けないで製作します。

VUメータ_アップ


(1) VUメータとは
 Wikipedia等によるとどうも次のようである。JIS規格もあるらしい。
   ・目盛の範囲は-20dB~+3dB
   ・信号到達時から300msecで指針が既定値を指示
   ・直列3.6kΩ抵抗経由で1kHz、1.228Vrms正弦波を印加した時に0VU(0dB)
   ・1kHz、0VUの正弦波を0から印加して指針が3秒で99%に達する

 なるほど、よく分かったような分からないような。とにかくそれなりに針が動くものを作れば良い訳だ。


(2) メータの改造
 正統品のVUメータは非常に高価で、気品のある外観にオシャレな針先形状、いかにも本物でございますという風格さえ感じられますが、私には縁のない世界です。画像は勝手に借用 Sorry

R25ASQ_Front_Dimensions  R25A_Front_Dimensions

 ① メータの選定
 手持ちメータの中から使えそうなものを出してきました。これはジャンク品として格安で入手したもので実態は100μAの直流電流計です。
 何かのメータに使用される予定だったようで、目盛板にはうっすらと円弧の下書きが鉛筆で書かれています。下の方には"meguro"のロゴがあり計測器の一部になり損ねたヤツでしょう。
 見てくれは気品がありませんが、早速これを「VUメータもどき」に改造します。

VUメータ_無地メータ

 ② メータ照明
 VUメータの雰囲気を醸し出す重要ポイントがこの照明です。
 改造するメータは照明がないので、無理にでも追加する必要があります。また気分的にはLED照明でなく電球照明に限ります。
 通常のパイロットランプ用では大き過ぎて入らないので、何かから外しておいた麦球を使うことにしました。麦球はリードを延長して熱収縮チューブで保護しておきます。
 メータの背面に穴を開けて照明用リードを通し、目盛板を留めているビスを利用して2個の麦球を卵ラグで固定しました。

VUメータ_照度の様子

 麦球の照射方向が比較的前方に寄っているため、全体に拡散させる工夫をしたいところですが良いアイデアがありません。まあ許容範囲なのでこのままとしました。

 ③ 目盛板
 -20dB~フルスケールで+3dBを基準に、目盛間隔(角度)をエクセルで計算してドローソフトで作成しました。照明に映えるように下地は薄黄色とし、目盛は黒と赤で描きました。
 既存のアルミ製目盛板を丁寧にメータから取り外し、スキャナで型を取ってドローソフトの背景に設定すると描画とピッタリ合わせることができます。
 ラベル用紙に印刷して目盛板に貼り付けメータに戻すと、あら不思議!どこから見てもVUメータです。

VUメータ_改造


(3) ドライブ回路
 まじめに考えると結構厄介です。入力信号を理想ダイオード回路経由で対数変換回路に送り・・・考え込んでしまいます。もっと簡単な回路はないかとネットで探してみました。
 回路が簡単で、かつ理屈っぽく書かれているVU And PPM Audio Meteringを参考にさせて頂きました。
 手持ち部品で賄えるので早速ユニバーサル基板で組みました。

VUメータ_基板外観

 メータの動きを実際に確認して一部定数変更を行いましたが、針の動きはそれなりのようです。見ていて飽きません。


(4) 作動確認
 バラック状態で作動確認です。
 メータ2個とも照明を点し、娘に借りたiPodから今時の(訳分からない)音楽を再生してドライブ回路に入力します。

VUメータ_作動確認  VUメータ_照度の様子

 入力レベルを調整して、指針の動きが「行きは素早く戻りはゆっくり」と、まさにVUメータの動きが表現されています。照明の状態も良いようです。


(5) 今後は
 見てくれは安っぽいですが暗くすれば分かりません、気分だけでもVUメータに浸ることが出来そうです。

 バラックのままでは使い勝手が悪く気分も乗りませんが、専用ケースに入れるにはケース代が遥かに高価となるしそれ程のものでもありません。そのうち製作予定の真空管ラインアンプにでも組込もうかと考えています。
 そうなると、もう少し洒落た外観のメータが欲しいなあと、欲が出てきました。

関連記事
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL