nobuの雑記帳「+バイアスを少し」

近頃なぜか真空管や電子工作に興味を持ちだし、日常生活に少しの刺激と楽しみをプラスしようと、凝り固まった頭の体操も兼ねてこの雑記帳を綴ることにしました。
041234567891011121314151617181920212223242526272829303106

アンプ用ダミー負荷装置 (2011年5月製作)

 真空管アンプの調整をしようとして、愛用のダミー負荷(別名セメント抵抗+ワニ口クリップ)が行方不明のため、一念発起してダミー抵抗をケースに入れることにしました。
 ついでに抵抗値の切替えやダミー抵抗両端電圧の計測ができると便利だな・・・と言うことで製作した物です。
ダミー負荷装置_外観

(1) 機能
 アンプの簡単な試験に使えるように主な機能は次のとおり。
   インピーダンス選択: 4Ω(100W)/8Ω(50W)/16Ω(100W)切換え
   レベル表示: ダミー両端の電圧(Vrms)及び換算電力(W at8Ω)を表示
   外部信号出力: ダミー両端の信号をボリュームを介して出力(オシロ、FFT用)

(2) 回路構成
 簡単な回路ですが一応説明を。
 2個の8Ω、50W抵抗をインピーダンス選択スイッチで単体、並列、直列に接続し、4Ω、8Ω、16Ωとする簡単回路です。
 レベル表示は、抵抗両端電圧をOPアンプによる理想ダイオード回路で整流して100μAの電流計を振らせており、100kHz程度まではほぼフラットです。電源(±9V)は簡単にするために006P電池を2個内蔵しています。
アンプ用ダミー負荷装置_回路図

(3) 構造・外観
 全体はたいした物量でもないため弁当箱シャーシに押し込みました。中身がないので片手で軽々持てる軽さです。
 負荷抵抗に定格一杯の電力を入れるようなことはありません(そんな出力のアンプ持っていない)が、安全を期して負荷抵抗はヒートシンクに取り付けました。
 メータ目盛はドローソフトで作成して貼り付けたので、いかにも専用メータのように見栄えが良いでしょう。
ダミー負荷装置_内部  ダミー負荷装置_メータ

(4) 製作
 ジャンク屋で公称8.2Ω、50Wのメタルクラッド抵抗から、実測8.0Ωの物を4個選別します(これが重要、テスターも借りましょう)。1個100円以下で手に入るでしょう。
 インピーダンス選択スイッチの配線部分が面倒くさいだけで、難しい所はないと思います。
 インピーダンス選択スイッチに使用したスイッチは汎用品で、厳密には電圧電流(例えば100W/16Ωで40V、2.5A)が定格オーバでマズイです。そこはアマチュア精神で、出力時には切り換え操作せずにスイッチに頑張ってもら うことで妥協します。
 レベル表示メータの校正は、10Hz~500kHz程度まで発振できる正弦波発振器と正確なミリバルを用い、1KHzで各レンジを調整した後に10Hz、10KHz、100KHz、500kHzと周波数毎に調整、誤差をチェックし、適当なところで妥協します。100kHz以下はほぼ問題ないと思いますが、それ以上は誤差が大きいので目をつぶるのも肝要です。正確な計測が必要なら信頼できるミリバルを使用して下さい。

(5) 使用方法
 説明するまでもありませんが、アンプのL及びRのスピーカ出力を本器の入力端子に接続し、適宜のインピーダンスを選択します。
 本器のダミー負荷部は電源不要なので、レベル表示を使用しなければ電源スイッチはOFFのままで構いません。
 なお、スイッチの接点容量不足やアンプへの影響を避けるために、出力中はインピーダンス選択スイッチを操作しないようにして下さい。
 ダミー抵抗両端の信号はボリュームを通して外部出力されます。必要によりオシロやFFTを接続して観測することが可能です。

(6) 所感
 こんな簡単なものですが、セメント抵抗+ワニ口クリップより遥かに便利です。2台はいらないのでぜひ1台は製作をお薦めします。
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL